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電力自由化

2016年4月より、一般消費者も契約する電気会社やプランを自由に選べるようになりました。

電力自由化は15年程前から企業などを対象として進められてきました。2011年の東日本大震災を切っ掛けに電力供給のあり方を見直す機運が強まったことが、自由化の流れを推し進めたようです。

電力自由化により解放される市場規模は7.5兆円、その利益を狙って新たに電気事業に参入した会社は500社近くと言われています。沢山の企業がライバルにはないサービスを提供しようとしのぎを削っています。

星の数ほどある電力会社の中からサービスを選んで契約する時代がきたのです。

 

電力自由化のメリット・デメリット

他社にはないユニークなサービスを提供する電力会社も出てきました。たとえば九州電力は「九電あんしんサポート」と銘打って、契約者からの依頼で実家の親を訪問し状況を報告するサービスや、鍵の紛失などの生活トラブルに24時間対応するサービスを始めました。

また、昭和シェル石油は電力会社への支払いに契約したカードを自社のサービスステーションで利用するとガソリン代を割引するサービスを売りにしています。

地元のサッカーや野球のチームが出資者となっている電力会社も多く、契約すると観戦チケットがゲットできるようです。

→ 九州電力公式サイトはこちら

 

価格やプランにおいても各社がしのぎを削っている状況です。

残念なことに、全ての消費者が平等に電力自由化のメリットを享受できるわけではありません。「単身」より「ファミリー」、「ワンルームマンション」より「一戸建て」の方が電力使用量が多く、その分節約効果が高いようです。私の一人暮らしの友人は「安いプランを選んで契約したけど、あまり家にいないから電気代は以前と全く変わらない」とこぼしていました。

また自由化により参入した企業の多くが都市部に集中しており、郊外の消費者はまだまだ選択の余地が少ないといえます。自由化により国の規制がなくなることも忘れてはいけません。

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業界5位と言われた日本ロジテックの撤退は大きなニュースになりました。安い電力会社やプランを選んでも、会社そのものがなくなってしまう危険があるということです。

海外情勢の変化により、燃料の価格が高騰するとプランも変化する可能性があります。私たちは賢い消費者になることを迫られています。

 

自分に合った電力会社を選ぶ方法

電力自由化により私たちの目の前には沢山の選択肢が生まれた、とお話をしてきましたが、実際に電力会社やサービスを変更した、というご家庭はまだまだ少数派のようです。プランの検討や契約に手間がかかりそう、というのが理由のようです。

 

電力会社やプランの選択にはインターネット上の電力比較サイトを利用すると便利でしょう。「価格com,電気料金シュミレーション」「電力比較サイトエネチェンジ」などが有名です。

電力比較サイトは沢山ありますが、全ての電力会社が記載されているわけではないことに注意して下さい。

→ 価格comはこちら

→ エネチェンジはこちら

 

働いているのか、一日家にいるのかという生活状況によっても電気の使用量は変わってきます。ご自身のライフスタイルを把握した上でプランを検討されることをお勧めします。

auやソフトバンクなどの携帯電話会社やOCNなどのプロバイダが多く電力業界に参入し、自社サービスと同時加入することで割引が受けられる「セット割り」というサービスを展開しています。

東京ガスはガス・電気・インターネットを対象とした「トリプル割り」というサービスを売り物にし、J:COMは驚くべきことに電気・TV・ネット接続・固定電話の4つの領域を網羅したサービスを提供しています。

セットにして売ることで電気業界の勝負は決まるとみる専門家も多いようです。ご自身の利用されている携帯電話やプロバイダにセット割りのサービスがないか確認するのもよいかもしれません。

電力会社とプランを決めて申し込むと、その後の手続きはスマートメーターの取付けなどほんの少しの時間で終了するとのことです。

みなさんもこの機会におうちの電気料金を見直してみてはいかがでしょうか。

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